結論:"ロケットスタート" は自由自在!
ロケットスタートができるかどうかは、専門性の高さで決まります。
ロケットスタート=専門性ひくめ、低単価
- ロケットスタートできる →皮膚科、耳鼻科、眼科、整形
- ロケットスタートできない→高単価(美容、肛門、静脈瘤)
専門性の高いクリニック名は、その患者さんが中心に集まってくることになります。
メリットは、遠くからでも患者さんが来るようになる
デメリットは、近くの患者さんの間口が狭くなる
ということです。
"肛門科" に "風邪" は来ない
例えば肛門科。
クリニック名を「○○肛門科」とすると、かぜはもう来ません。でもお尻の病気の患者さんが遠くからも来ます。
肛門専門のクリニックは少ないですから。
ここで大切なのは、かぜを何人も見るよりも、痔の手術や大腸カメラなどの検査の方がだんぜん高価ということです。
収益的に
痔の手術1回=かぜ50人
と考えると、遠くからの痔の手術の患者さんを集めた方が収益が上がります。
クリニック名を専門的にした方が良いもの
- 痔の手術ができるクリニック
- 下肢静脈瘤の手術ができるクリニック
- 高価な自費診療ができるクリニック
単価が高い診療ができるなら、クリニック名を専門的にするのはアリですね。
ごま氏
専門性の高いクリニックは集患に時間がかかる
- 専門外来は間口が狭い分、
適正患者が集まってくるまでに時間がかかる
専門性の高いクリニック名にすると、集患に時間がかかります。
パン屋さんやケーキ屋さんは新規オープンすると行列ができます。
飲食店であればオープン初日が最も行列ができるかもしれません。
医療施設は基本的に逆で、新しいところよりも、実績のある古い施設が好まれる傾向があります。
またその中でも、専門性の高いクリニックは初めのうちは間口が狭く、敬遠される傾向があります。
専門クリニックはどうやって集患していくのか
- 患者数を伸ばしたい時は、
自費診療をグンと安くやると患者数がグンと伸びる - 自費診療を安くやることはリスクの低い広告
専門クリニックの集患は認知されるまではとにかく時間がかかります。
回りは「辛抱強く待て」と言います。
しかし、患者さんがその後も少ないままだと初めの数か月分を持ちこたえる資金も尽き、やがて倒産の危険も伴います。
広告をするにも大きな資金が必要になります。
その時に頼りになるのは自由診療とセットで広告していくことです。
助手ちゃん
ごま氏
自由診療を上手に使って上手くアピールしよう
自由診療の最大のメリットは「広告効果」
- 「自費で儲ける」じゃなくて、
「自費で集める」が正解
自由診療のイメージというと「儲かる」、「高い」というイメージではないでしょうか。
確かに患者数が増えてくれば、そのような高額な治療を受ける方も出てくるかもしれません。
しかし、地方や田舎の開業では、高額な治療を受ける患者さんは想像以上に少なく見積もってください。
料金を高めに設定できない中での自由診療を役割は、「都市部と同等の治療を安く提供する」ということを通じて、自院を広告・アピールしていくことです。
助手ちゃん
ごま氏
自由診療で上手に広告していこう
まとめ
- 専門性の高いクリニックは開業当初の患者数は少ない
- 辛抱強く、患者さんが増えるのを待つか、広告を打つ
- 広告代が高ければ自由診療と合わせてアピールしていく
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