"ふらつき"の集患対策・集患戦略は、宗教の誘導に近い
- ふらつき患者
≒ 宗教の信者
≒ クリニックのフォロワー
クリニックの集患対策・集患戦略は、宗教の誘導に近いです。
というと若干あやしいですが。
簡単に言うと、「フォロワーが多いインフルエンサー」になれば、安定のクリニック経営が可能です。
"ふらつき患者さん" に優しくして教祖様になろう
- "ふらつき患者さん" は、どのクリニックへ行っても良くなりません
- しかし、"ふらつき" を訴える患者さんは、優しくされるとちょっと良くなります
ふらつき患者さんは、いろんなところに受診します。
「三半規管のお薬だしときますね」
「脳血流のお薬だしときますね」
「自転車こぎのリハビリに週3回きて」
いろんな科を回って、結局、年のせいにされると患者さんはとても悲しいですし、自尊心が傷つきます。
そんな患者さんは、いったいどこの何科でトラップされるのでしょう。
実はふらつき患者さんは、単なる「話を聞いてくれて優しい先生」のところに通院し続けます。
ふらつき患者さんは、ふらついている自分を受け入れてくれる先生に付く
ふらつきは、どうしようもない加齢の症状です。
足に向かう細長い神経がゲジゲジに傷んで、感覚がないんです(加齢性の深部感覚障害)。
お医者さんは、細かい理論は一切話す必要はないです。
患者さんは、ふらついている自分を受け入れて、
- 「一緒にがんばりましょう」
- 「解決策を一緒に考えましょう」
って言ってくれる先生を探しているのです。
- 優しさを全開で "ふらつき界隈" のインフルエンサーになろう
"ふらつき界隈" は そもそも患者さんがインフルエンサー
- 不定愁訴の患者さんは、街のインフルエンサーだったりします
- ふらつきなどの不定愁訴の患者さんは、いろんなクリニックにかかっているため、他の患者さんにどの医療機関が良いか、よく聞かれています
ふらつきをはじめとした不定愁訴の患者さんは、いろんなクリニックの事を知っています。
めちゃめちゃドクターショッピングするからです。
そして、他のひとから、どの病院が良いのか、よく相談されます。
その時、
- 「どの先生はどんな対応だった」
- 「どの病院が良かった」
など、事細かに話します。
クリニックの診察室のあのテンションで、そのまま喫茶店などで友達とずっと話をしているわけです。
頼んでもないのに、優しい対応のクリニックをべた褒めし、バズらせます。
なので、ふらつきなどの不定愁訴の患者さん対応は、リアルワールドのインフルエンサーだと思って扱った方が無難です。
- "話の長い不定愁訴患者さん" は最高の広告塔であり、クリニックの企業案件インフルエンサー
"優しくされると改善する主訴" を狙い撃ち
- "耳鼻科で治らない耳鳴り" もワンチャン教祖になれます
"ふらつき" と "耳鳴り" は治りにくい2大不定愁訴です。
ふらつき耳鳴りは、耳鼻科にみえる患者さんも多いですが、実は、耳鼻科の先生も対応が難しいんです。
"治らない耳鳴り" の耳鼻科医の対応は3パターン
例えば、耳鳴りについては耳鼻科の先生は、
- 「耳は異常ないですね」
- 「(ずっと)アデホスとメチコバール出しときますね」
- 「漢方だしときますね」
この3パターン以外はほとんどありません。
耳鼻科クリニックの多忙な外来の中では個別対応は難しいんです。
そこで、ふと耳鳴り患者さんが自分のクリニックに来たらとことん優しくして、わかってあげましょう。
とことん寄り添っていく姿勢を見せましょう。
そのドクターのがんばっている姿勢で患者さんが通院します。
そして、
- 「あそこは一生懸命やってくれるよ」
と良い評判をバズらせてくれます。
そうする事で、耳鳴り患者さんが、まず自分のクリニックに来るようになります。
- "治らない病態こそバズる予感" の嗅覚をもつ
まとめ
- 優しさで包み込み、不定愁訴界隈のインフルエンサーになろう
- 不定愁訴の患者さんはクリニック案件インフルエンサー
- 治らない病態こそバズる予感" の嗅覚をもつ
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