開業前にはクリニック見学が必須です。イメージの沸き方が全然違います。
内覧会=見学 ではない!
- 内覧会だけを見ても、そのクリニックのことはわからない
- 患者さんを診療している流れを見ることに意味がある
内覧会に行って開業のイメージが沸く?
- 内覧会を数回 見ただけで開業するのは危ない
- 1度は診療中にお邪魔して ”見学” をさせてもらう
結論から言うと、2~3回 内覧会に行った程度では全然ダメです。
やはり動いているクリニックを見ないと、患者の動線やスタッフの動線がわかりません。
診療圏の競合しない流行っているクリニックで見学させてもらうのが最善です。
知り合いがいなければ、コンサルや卸に、今まで立ち上げたところで見学に行けるところがないか聞いてみましょう。
助手ちゃん
ごま氏
勤務医時代の病院と、今から作っていくクリニックは別物と考えた方がいいよ
特にクリニックは自分の好きなように設計できる1回だけのチャンスだから悔いのないように見学しまくろう
クリニック見学での見所は?
部屋の広さや、診察室の数、ベッドの数、リハビリの広さ、リハビリに置いてある機械などを見てみましょう。
例えばベッドの数はだいたい4つくらいの事が多いですが、自身の診療スタイルではそれで良いのか、確認しましょう。
また、患者さんの動線や、スタッフの動線を見ておきましょう。ポイントは、動線が交差しないかどうかです。
また、ドクター診察中に他のスタッフがどういう動きをしているのかも見所です。
他の患者さんがいるのにも関わらずスタッフが何もやっていない時間があるなら、それは部屋不足、特に診察室不足、と考えて良いでしょう。
特に、ドクター診察中に他のスタッフが患者さんに対して前処置(細かく問診を取る、血圧を測る、体重測定、握力測定、など)のやり残しがあるようなら、それができる部屋を用意しておくべきです。
- 患者さん動線とスタッフ動線は交差していないか
- 部屋の広さは適切か、処置室のベッドの数は4つで良いのか
- 待合が狭くても、中待合をちゃんと広く作ってあるか
- ドクター診察中に、他のスタッフが何か動いているか
助手ちゃん
ごま氏
開業前のクリニック見学ではちゃんとお菓子を持って行く
開業前のクリニック見学は、1回だけ行ってコンセプトを盗んでくる行為とも言えます。
そういう意識ではなく、今後も困ったときにちょくちょく学ばせてください、という意識で、先輩開業医の先生のところにお邪魔する感覚が必要です。
仲の良いクリニックに遊びに行くと言えども、ちゃんとしたお菓子をお土産に持っていきましょう。
お土産を受け取って悪い気がする先生はいません。
診療圏は違えど、今後もお付き合いがあるんだ、という気持ちで望みましょう。
助手ちゃん
ごま氏
仲の良い先生と言えどもしっかり礼儀を持って接して行こう
まとめ
- 内覧会を見ただけではクリニックはつくれない
- 動いているクリニックを見学しよう
- 見学したクリニックとは今後もお付き合いしていけるように接しましょう
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