レントゲンメーカーを考える2019

 

1番大切なのは、DRかCRか

  • DRは早いレントゲン
  • CRは遅いレントゲン
  • 撮影装置の種類は問わない

レントゲンのみの施設なら、1番大切なのは、DRかCRか、の選択です。

PACSは、CTまたはMRIがある施設がこだわるべき部分です。

経営の点からは、曝射部分(X線が出る部分)は、実は1番優先順位が低いんです。

経営のこだわり
  • DRかCRか
  • 胸のレントゲンだけならCRでOK
  • 頚椎と腰椎を見るならDR

 

レントゲンの構成は3つに分かれる

  1. 曝射(レントゲン撮影装置
  2. 画像作成(=DRまたはCR)
  3. 画像配信閲覧システム(=PACS

お金をかけるべきはDR

レントゲン撮影装置(=曝射部分=X線が出る部分)を良いものにしても、診察スピードは変わりません。

レントゲン撮影装置にお金をかけない
  • レントゲン撮影装置のグレードが良くても診察スピードは変わらない
  • お金をかけるべきは、DRへのグレードアップ

 

DRは整形開業と相性が良い

  • 頚椎レントゲン6枚で5分もかかるのは地獄
  • CRで複数枚を撮影すると、患者さんもあきれるほど時間がかかる

整形開業とレントゲンの話を過去記事にupしています。
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令和時代も整形開業は儲かる4つの理由【最新版】

 

CRとDRの違い

  • CR=遅い=安価
  • DR=早い=高価

CRでは、撮影した後に、カセッテを読み込んでPACSへ送るのに、約1分かかります。

その1分間の待ち時間の間に、次の撮影はできません。

つまり、頚椎レントゲンを4枚を撮影すると、その撮影だけで約5分くらいかかるということです。

CTよりも時間がかかり、ツラい体勢でじっとしている患者さんは地獄です。

 

CRは200万、DRは500万

  • DRの値段は年々 安くなっている
  • しかし、胸部レントゲンしか撮影しないなら、CRで十分

CRでも200万円かかる中で、DRの値段をどう考えるかです。

DRは、ほんの数年前まで1000万かかりました。安くなった方です。

連続撮影(正面・側面・斜位・動態撮影)があるならDRを選択するべきです。

逆に胸部レントゲンを1枚ずつ撮影するだけなら、CRで十分です。

 

DRとCRのメーカーとシェア

  • CRのシェアは、
    富士フィルム7割
    コニカ 3割
  • DRのシェアは、
    コニカ 5割
    富士フィルム5割
    わずかにキャノン

レントゲン撮影装置のシェアや、本記事のようなDRとCRの業界シェア割合は、なぜかネットでの記載が少ない情報です

過去記事upしてます
↓↓↓↓↓

【2020まとめ】CT MRI メーカーはどれがいい?【経営的な視点から】

コニカの方が安価です。

富士フィルムの方が若干 高い事が多いです。

富士フィルムとコニカ
  • "ちょっと高価で高品質" なら富士フィルム
  • "お値打ちに開業" ならコニカ

 

 

まとめ

  • CR 200万円、DR 500万円
  • 胸部XPだけならCRで十分
  • 連続撮影するならDRにする
  • コニカが安価

 

 

 

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