1番大切なのは、DRかCRか
- DRは早いレントゲン
- CRは遅いレントゲン
- 撮影装置の種類は問わない
レントゲンのみの施設なら、1番大切なのは、DRかCRか、の選択です。
PACSは、CTまたはMRIがある施設がこだわるべき部分です。
経営の点からは、曝射部分(X線が出る部分)は、実は1番優先順位が低いんです。
経営のこだわり
- DRかCRか
- 胸のレントゲンだけならCRでOK
- 頚椎と腰椎を見るならDR
レントゲンの構成は3つに分かれる
- 曝射(レントゲン撮影装置)
- 画像作成(=DRまたはCR)
- 画像配信閲覧システム(=PACS)
お金をかけるべきはDR
レントゲン撮影装置(=曝射部分=X線が出る部分)を良いものにしても、診察スピードは変わりません。
レントゲン撮影装置にお金をかけない
- レントゲン撮影装置のグレードが良くても診察スピードは変わらない
- お金をかけるべきは、DRへのグレードアップ
DRは整形開業と相性が良い
- 頚椎レントゲン6枚で5分もかかるのは地獄
- CRで複数枚を撮影すると、患者さんもあきれるほど時間がかかる
整形開業とレントゲンの話を過去記事にupしています。
↓↓↓↓↓
CRとDRの違い
- CR=遅い=安価
- DR=早い=高価
CRでは、撮影した後に、カセッテを読み込んでPACSへ送るのに、約1分かかります。
その1分間の待ち時間の間に、次の撮影はできません。
つまり、頚椎レントゲンを4枚を撮影すると、その撮影だけで約5分くらいかかるということです。
CTよりも時間がかかり、ツラい体勢でじっとしている患者さんは地獄です。
CRは200万、DRは500万
- DRの値段は年々 安くなっている
- しかし、胸部レントゲンしか撮影しないなら、CRで十分
CRでも200万円かかる中で、DRの値段をどう考えるかです。
DRは、ほんの数年前まで1000万かかりました。安くなった方です。
連続撮影(正面・側面・斜位・動態撮影)があるならDRを選択するべきです。
逆に胸部レントゲンを1枚ずつ撮影するだけなら、CRで十分です。
DRとCRのメーカーとシェア
- CRのシェアは、
富士フィルム7割
コニカ 3割 - DRのシェアは、
コニカ 5割
富士フィルム5割
わずかにキャノン
レントゲン撮影装置のシェアや、本記事のようなDRとCRの業界シェア割合は、なぜかネットでの記載が少ない情報です。
過去記事upしてます
↓↓↓↓↓
コニカの方が安価です。
富士フィルムの方が若干 高い事が多いです。
富士フィルムとコニカ
- "ちょっと高価で高品質" なら富士フィルム
- "お値打ちに開業" ならコニカ
まとめ
- CR 200万円、DR 500万円
- 胸部XPだけならCRで十分
- 連続撮影するならDRにする
- コニカが安価
コメントを残す