医師会の入会費は３００万円で、ランニングコスト（医師会の年会費）は年間３０万円です。
詳細は医師会についての過去記事
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医師会に入るメリット・デメリット｜医師会とクリニック収益の関係
そんなに払うのですから、医師会のメリットをおさらいしましょう。
医師会入会のメリット
- 国保の特定検診ができる
- 予防接種を実施できる
- 個別指導の時に知った先生のサポートを受けられる
- 医療関係の賠償責任の保険に加入できる
（医師会の顧問弁護士のサポート）
この中で、医師会が加入する保険の部分が非常に安心感があります。
賠償責任保険と顧問弁護士
- 医師会に入会すると、医師会が管轄する賠償責任保険に加入することができます
- 有事の際は、医師会を通じて顧問弁護士に相談することができます
- この時、弁護士費用は会費に含まれています
訴訟にならないまでも、患者さんとちょっと揉めた場合であっても、法的な根拠を確認したい事は多々あります。
飲食店や小売店などの普通のビジネスであってもお客さんと揉める事は多いです。
医療機関は、点滴や注射など、侵襲的な内容もあり、揉める事はなおさら多いです。
１回でも弁護士に頼ると、その相談料や問題を解決するための料金はとても高額になります。
医師会加入のメリット
弁護士への相談料が無料になる
クリニックのトラブルの例
- 患者さんが、別の患者さんと接触して転んだ
- 患者さんが、院内設備に接触して転んだ
- クリニックのスタッフが預かった保険証を紛失した
- 注射の痕が痛い
- 薬の処方間違え
- 病気の見落とし
- 処置で痛みが残った
- 駐車場トラブル
- 個人情報が漏洩（ろうえい）した
などなど、山ほどあります
段差で転んだら病院の責任
院内設備の不備による患者さんの転倒などは、クリニック側に責任があります。
例えば、
床のわずかな出っ張りや段差で患者さんが転んでも、クリニック側の責任になります。
駐車場周囲の排水用の溝で転んだら、溝埋めをしなかったクリニックの責任になります。
それらの場合に備えて、院内設備や施設で加入する保険があります。
院内設備の管理は厳しい
- 院内の段差で転んだら、病院の責任になる
- 駐車場の溝で転んでも、病院の責任になる
スタッフの患者トラブルは医師会の保険でまかなう
スタッフが注射時に患者さんにしびれが残った時などの、看護師用の賠償責任保険も病院で加入するべきです。
そうする事で、スタッフがトラブルに巻き込まれても救済する事ができ、働きやすい職場環境を整える事につながります。
スタッフの保険も医師会保険で
- 看護師、技師、バイト医師の保険も、医師会の保険に加入
まとめ
- 医師会に加入し、賠償責任保険にも加入することで弁護士費用が節約できる
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