毎年10月は "インフルワクチンの特需"
毎年10月上旬になると、インフルエンザの予防接種が全国的に始まります。
9月下旬には、クリニックにワクチンが保管されているのが一般的です。
ピークの11月第2週~4週が稼ぎ時です。
目次
インフルワクチンで老舗を刺す!!
- インフルワクチンを安くやれば、その地域で1番集患できます
老舗クリニックは強力な商売敵です。
しかし、インフルワクチンの分野であれば、患者数で勝ることはできます。
全国規模で内容の同じインフルワクチンに良いも悪いもありません。
なのに、値段だけ自由に設定できるのです。
- インフルワクチンの値段は、クリニック毎に自由に決められる
値段を下げ過ぎると印象が良くない!?
- 近隣のクリニックは警戒します
- ただ、莫大な患者数が付けば、何も言わなくなります
物販にしろ、自由診療にしろ、地域の相場というものがあります。
ワクチンの値段は、地域の医師会で料金が決められているわけではありません。
ただ、昔の先生たちは、インフルワクチンをだいたい 3,000 - 3,500円 でやっていました。
今の若手開業医の先生たちは、周りの空気を気にせず、どんどん有利な値段設定をしていくことが多いです。
老舗開業医からは、奇妙に見られますが、全然気にすることはありません。
患者数が多い後発の方が立場は良いです。
- 若手で後発でも、患者数が多い方が立場が良い
ワクチン相場はいくら?
- 2500~3500円 が相場です
- 2500円であれば最安値ライン
2,500円を切る必要はないでしょう。
3,000円未満であれば、"安い" という印象です。
- 新規1年目は、2,500~2,900円 が無難
インフルワクチンの時期
- 1番売れるのは、11月の2週目から4週目です
インフルワクチンが1番売れるのは、11月の第2週から4週目です。
- 9月下旬に仕入れをする
- 10月上旬からワクチンを打ち始める
- 11月の第2週から4週がピーク
- 12月の第2週で終わる
12月第2週までに売りさばけなければ、返品になります。
- 余ったインフルワクチンは卸に返品ができる
- 納入の前に返品可能かを確認しておく
ワクチンは何人分 売れる?
- 開業年数、値段、予約ありなし、で人数を決めていきます
- 開業1年目、2500円、予約なし、なら300-500人分は売れます
- 開業2年目、2700円、予約なし、なら500人分は売れます
- 開業3年目以降、3000円、予約なし、なら500-600人分は売れます
当然ですが、開業年数が長ければ、それだけ売れます。
値段が安ければ遠くからも打ちに来ます。
予約なしで打てるなら、11月中旬からガバガバに売れます。
開業初年度は、患者さんも少ないので、安く予約なしでやって、SNSを駆使して500人分を目指しましょう。
- SNSでワクチンの残数を定期的に発信すると、めっちゃ売れる
インフルワクチンの敵は、"停電" !!
- インフル予防接種の時期は、なぜか台風・大雨の時期と重なります
- 停電になると、冷蔵庫がストップして大量のワクチン在庫がダメになります
インフルワクチンは、冷蔵保存です。
10月上旬の接種時期に合わせて保管してある大量のワクチンが、冷蔵庫に閉まってあるはずです。
9月‐10月はまだ暑く、停電になると大量のワクチンが死んでしまいます。
大雨や嵐で、夜中に停電になった場合は、ダッシュでクリニックへ向かってアイスノンでワクチンを冷やしましょう。
停電から解放される数時間~1日間、粘りましょう。
- インフルワクチンは、冷蔵保存です
- 夜中に停電になったら、すぐアイスノンで冷やしましょう
ワクチン全滅を避けるために
- 小分けに仕入れるのがポイント
リスクを分散して、ワクチン全滅を避けましょう。
卸が管理する薬剤配送センターには予備電源があり、停電があっても大丈夫です。
まとめ
- 開業当初は、インフルワクチンは安くやれ!
- 新規開業医は、2,500~2,900円 が無難
- 最安値は 2,500円
- 停電でワクチン全滅のリスクあり
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