目次
内科でも整形でもCTは入れない方がいい
- CT を入れてもそんなに儲かりません
- CT を入れるとクリニックが潰れるリスクがグっと上がります
既にクリニックでCTを導入される先生も見えると思います。
導入された先生方は感じているかもしれませんが、CTははっきり言って採算が取れません。
CTは1日2件がノルマですが、撮る理由がそんなにありません。
CTの適応が広いと、国保や社保の指導の対象になり得ます。
やりすぎると保険診療が停止になります。
ごま氏
がんの見落としリスクも増えます
助手ちゃん
ごま氏
CTの値段は、1500万円!!
- 16列CT ・・・1400万~1600万くらい
- 1400万なら安い方
- 工事費は別途かかる
- 工事費は、CT業者とは別の業者の方が、全体として安い
CT本体1500万、工事費300万
- CT導入自体は、2000万円かからないです
CTの16列の相場は1500万から1600万くらい。
1400万だしてきたらかなり安い。
ちなみに工事費は別途かかる。
あと、工事費はメーカーお抱えのところを使うので、ここで儲けてるところ多数。ここを交渉する人はディーラーでも少数。
故に工事会社も別で手配した方がコストは削減可能。
— 亀井良匡 (@mB3TrV9QUdjyzqR) February 13, 2020
はじめまして。リプありがとうございます。
工事費についてはCTを置く部屋の広さやテナントかどうかなど諸条件で変わってきますが、250万から300万という肌感覚です。メーカーからは400万とか下手したら500万とか見積くるので気をつけてください。— 亀井良匡 (@mB3TrV9QUdjyzqR) February 14, 2020
CTは維持費が年間200万
- 月200万の保守料は、相当負担
- クリニックの年商はざっくり1億円として約2%がCT保守
(これは高すぎる) - 10年間の保守料でCTがもう1台買えてしまう
CTはクリニックでは標準的には16列で、初期費用 2000万以内です。
CTの維持費は年間 600-700 万円
- CTのメンテナンス費(いわゆる維持費)が年間200万円
- 技師の年収が400-500万円
- 合計で年間600-700万円の維持費
CTのメンテナンス費(いわゆる維持費)が年間200万円、技師の年収が400-500万円ですので、年間600-700万円の固定費がかかります。
1回で1.5万円の収益です。
1日2-3件はCTを撮影しないといけません。
実際、そんなに撮れません。
稼働率の良くないCTをどう生かすか、が課題です。
令和時代は、コロナウィルスの影響で、肺CTの件数や、CT希望者が増えます。
ごま氏
助手ちゃん
ごま氏
CTは12年で買い替える
- CTは 12年 経ったらポンコツ過ぎて使えません
- 長くても13年です
これはCTもMRIも同じです。
ごま氏
CTを入れても元が取れるのは耳鼻科だけ
- 耳鼻科の顔面CTなら元が取れる
耳鼻科はCTを入れても元が取れます。
しかし条件があります。
それは、座って撮影する小さな顔面CTを導入することです。
副鼻腔炎はなかなか治癒せず、撮る機会にも恵まれます。
ごま氏
脳外科もCTを導入しても元が取れない
- 脳外科ですら、CTを入れても元が取れない
- MRIのある脳外科が近くにあると詰む
脳外科の場合は、MRIを入れる方が先決です。
MRIを持っているとCTを撮らなくなります。
CTは子供の頭部外傷と水頭症くらいしか使われなくなります。
助手ちゃん
ごま氏
CTを入れる事はリスク
初期導入も維持費も比較的安いCTですが、単純しか撮影できないのであれば、腫瘍が撮影されてもわかりませんし、見逃しのリスクも増えます。
その分クリニックの面積を小さくするか、他の部屋を増設した方が無難です。
診察室を作るか、中待合を広くするか、処置室を広くする、が無難です。
助手ちゃん
ごま氏
せめて手術やってる施設ならいいんだけどね
CTの効率的な使い方はnoteに記載してます
- CTの検査が少なくて使えていない施設のために
CTを使って収益を上げるノウハウをnoteに記載しました - 医療じゃなくてもCTを使って稼ぐ事ができます
まとめ
- 耳鼻科以外はCTを導入しても元がとれない
- CT自体の維持費は年間200万(プラス技師年収400-500万)
- CTは12年で買い替えの必要あり
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