大きい手術をやる外科は儲からない話
心臓や脳の大きい手術ってカッコいいですよね。
(手術を受ける側はタイヘンなことですが・・・)
心臓外科医、脳外科医は、とても儲かるイメージがあるかもしれませんが。
日本においては "最も収益化しにくい科" なのです。
目次
開業するなら儲からない外科での修行は避けよう!
- 開業する目的なら、お腹の外科、ましてや心臓外科医の経験は役に立ちません
開業する場合、大きな手術はできなくなります。
せっかく長年かけて体得した技術がムダになります。
開業に不利な外科
- 心臓外科
- 外科
- 手の外科
開業に有利な外科
- 整形外科
- 形成外科
- 眼科
- 脳外科
診察だけの科は儲からない
- 外来だけでは単価が安くて儲かりません
- クリニックで爆益を上げるには、やはり手術が必要です
外来がどれだけ来ても、単価が安いので儲かりません。
爆益を上げるには、単価の高い "キャッシュエンジン" が必要なのです。
- "お金を生み出す仕組み" の事です
- 経営者界隈のパワーワードです
爆益を上げるには高単価の治療をしよう!
高単価の治療はたった1つ
- 外来の手術
外科系で開業する時に、爆益を上げるキャッシュエンジンは、手術以外ないのです。
たった1つの手術で良いのです。
それを見つけられるかが、外科系勤務医の課題です。
- 開業したい外科系の先生は、たった1つの外来マイナー手術を体得するために勤務医をしている
- キャッシュエンジン手術を1つ覚えたら、もう退職で良いです
- なかなか辞めづらい場合は、本業以外の収益源を得ると、気持ち的に辞めやすいです
オススメの外来手術
(保険点数と所要時間)
- 痔の手術 6,520点 1時間
- ポリペク 7,000点 1時間
- 足の静脈瘤 14,360点 30分
保険点数x10円が、実際に病院に入ってくる収益です。
高単価の手術をするためには、丸1日消費すると思われがちですが、実は昼休憩中でも実施できる手術も多いです。
その中で、下肢静脈瘤(足のボコボコ)をキレイにする手術の保険点数は別格です。
所要時間も短く、コスパ最強のクリニック保険診療と言えるでしょう。
- 痔の手術なら、65200円が病院に入ってくる収益です
- 足の静脈瘤なら、143600円が病院に入ってきます
内科外来の場合、1日30万~40万
- 診察のみでは、60人くらいの患者さんを診察しても30万~40万にしかならない
"手術なんてリスクがあることはできない!" と思う方も多いでしょう。
じゃあ、診察で大きく収益化しよう!と思っても、ハッキリ言って無理です。
診察のみでは、いっぱい診察しても、少ししか稼げません。
そもそも、毎日大量の患者さんを20年間診察する事ができますか?
体力的にも50歳、60歳になったら1日60人~120人はしんどいですし。
後発のクリニックも出現すると、20年間も大量患者さんを維持し続けるのは、そもそも無理かもしれません。
であれば、高単価で少数の治療で爆益が上がるように、後期レジデント時代から準備しておくのが、賢い投資です。
- たった1つの爆益マイナー手術を体得するために後期レジデント時代をがんばる
静脈瘤は地味で穴場
- "静脈瘤が儲かる!" って言っても、ピンとこない先生は多い
派手であからさまに儲かってるわかりやすい治療は、みんな誰でもやります。
だからこそ、静脈瘤は儲かるのかもしれません。
静脈瘤手術の中でも最も儲かるのは、"静脈瘤のカテーテル手術" です。
保険点数はまだしばらくは下がらなさそうです。
- ヒント1: "田舎の高齢者" は、"足のむくみ" をとても気にしています
- ヒント2: "田舎の高齢者" は、リテラシーが高くなく、かつ1割負担です
今回のタイトルの元ネタです
- "金持ち父さん、貧乏父さん"
- 有名過ぎますが、読んでない方はぜひ一度読んでみてください
- 人生観と優先順位が変わりました
"金持ち父さん・貧乏父さん" の続編
- "金持ち父さん、貧乏父さん" の続編が出てます
- 現代にマッチした内容です
開業医になりたい方はこちらの記事もどうぞ
開業医になるという事は、ウソをつき続けるということ【ワンパターン】
医師免許ビジネスが流行ります
医師免許ビジネスのノウハウ&アイデア
(勤務医からビジネス経営者になりたい方へ)
これからの開業のカタチ
医師免許の活用法
クリニック経営者・事務長・コンサル向け
クリニック収益化ノウハウ
(基本編)
ひとつのアイデアに特化した本です
- このビジネスモデルだけでも一生食べていけると思います
まとめ
- 外科、心臓外科は開業しても収益化が難しい
- 大きな手術に憧れるなら、開業しない前提で人生を選択しよう
- 下肢静脈瘤はチート
コメントを残す