クリニック電子カルテは、"速さ" を比較
電子カルテを選択するために最も重要な事は速さです。
目次
電子カルテで大切な事は、"速度" !!
- 紙カルテよりも速くならないと意味がありません
- 電子化して "速度" を手に入れましょう
紙カルテと電子カルテの決定的な違いは診察速度です。
電子カルテになれば診察速度も速くなります。
逆に、運用や診察スタイルなどを考えて、診察速度が遅くなるなら電子カルテを導入する必要はありません。
- 電子カルテで最も必要なことは "速度"
高速の診察に必要な電子カルテの条件
- 読み込み時間が短い
- Do処方をドラッグ&ペーストできる
- 一覧性が高い
- いつ検査したか時系列表示できる
- 記載した覚えのある単語が検索ができる
- 取りこぼしの点数がないようにできる
- 保険病名アラートが出る
- サポートが良い
”診察を速くするにはどうすれば良いのか?” を自問自答し続けましょう。
読み込み時間が短いのは魅力
- シンプルな作りのカルテでOK
- そもそも、電子カルテは、テキスト情報を検索できるだけの機能なのに値段がつく方がおかしい、くらいの感覚の方が直感的に選びやすいかも
Do処方をドラッグ&ペーストできる
- Do処方のドラッグ&ペーストは基本操作
- 直感的にスピード感を出す基本的な機能です
- これができない電子カルテはやめた方が良い
アップル製品が流行り始めた頃に "直感的に使用できる" っていう意味のひとつが、ドラッグ&ペーストでした。
- Do処方くらいはストレスなく診察を終わらせたいです
- この機能がなければ、そのカルテは選択肢から外しましょう
診察速度が上がるかわからない場合・・・
- 速度の判断ができない時はサポートの良さでもOKです
- 値段がそこそこでもサポートさえ良ければまあOKと妥協
迷ったらサポートの良さで選ぶのもアリ
- サポートが良いメーカーは、ユーザー側の声が反映されやすい
- 最初使いにくくても、今後、カルテ側が成長していく可能性あり
サポートは、社風というより担当者次第とも言えます。
値段交渉をしている間に、相手をよく観察しましょう。
売ってくる時は、良い顔しかしませんから相手の本質はわかりにくいです。
時間をコチラ側にどれだけ合わせてくれるか、細かい言葉遣いなどでどう思っているかなどが推察できます。
融通が利けば、スタッフトレーニングのサポートや、アフターサポートも充実していると思います。
あると良いけど、なかなか実装されない機能
- カルテのボリュームがわかる
紙カルテだと、次の患者さんのカルテが分厚いと、”経過の長くて安定している患者さんなんだな・・” とわかります。
電子カルテを開く前のリストの段階で、パッと見で、その患者さんのカルテのボリュームがわかると、具合が良いですよね。
需要が少ないのか、この機能はどのメーカーでも、現在、実装されていません。
クリニックの電子カルテのランキング
- 1位 パナソニック(PHC)
- 2位 BML
- 3位 M3(デジカル)
1位 パナソニック(PHC)
不動の1位です。
カルテの作りは無難。
レセプトも一体型。
営業所が多く、直接的なサポートも受けやすいです。
2位 BML
BMLは、血液などの検体検査の会社です。
都市部で根強い人気です。
小さめのクリニックで検査と言えばほとんどが血液検査、しかも外注です。
外注検査のコストも安く、カルテとの相性も良いため、街ではBMLが好まれます。
3位 M3 DigKar(エムスリーデジカル)
あのM3がカルテを出しました。
クラウド型です。
デジカルはクラウド型の筆頭です。
直接対応が少ないため、サポートが少し弱いです。
レセプト部門が強くなれば、今後の主流となる可能性があります。
ちなみに病院カルテのシェアトップ3
- 1位 富士通
- 2位 NEC(メガオーク)
- 3位 シーエスアイ(MIRAIS)
すべて使ってみましたが、どれも悪くないです。
医者の記載の速さで言えば、MIRAIS(ミライス)が最速です。
入院管理での点滴は、富士通・NECが見やすいです。
まとめ
- 電子カルテは、”速度” が最重要
- 次にサポート
- 値段は、相対なので相見積もりで考える
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