日本には医薬品を病院やクリニックに届けてくれる卸(おろし)という業者がいます。
4大卸(おろし)があります。
- メディパル(メディセオ)
- アルフレッサ
- スズケン
- 東邦(とうほう)
メディパルが最大手、僅差の2番手がアルフレッサというイメージです。
どの卸であっても担当者次第
業界最大手、とか、流通システムがスムーズな卸、という種類はありますが。
結局、最後は担当者との相性です。
どこの卸でもクリニックと契約を結びたがっています。
担当者が合わない場合は、こちらの特性をよく伝えるか、経営判断として卸を変更していくことになります。
助手ちゃん
ごま氏
卸(おろし)は2社契約しておこう
卸(おろし)は2社契約しておく方が無難です。
欲しい医薬品があった時に、相見積もりを取ることで、納入費を下げる事ができるからです。
また、欲しい医薬品があった時に、1社だと取り扱ってなかったり、流通量が少なかったりします。
助手ちゃん
ごま氏
2社の卸の組み合わせ
1社は大手、いわゆる4大卸を入れておいた方がいいです。
もう1社は地元の卸でもいいと思います。
地元の卸は小回りが利きますが、医薬品の取り扱いロットが少なく、大量にモノが欲しい場合は難しい事があります。
助手ちゃん
ごま氏
大きな卸と契約していないと困ること
これはもう「インフルエンザワクチンが足りなくなる」ことでしょう。
11月初めから12月終わりまではインフルエンザワクチンの特需が来ます。
どこクリニックも、患者さんで溢れ返っています。
他院よりも100円でも値段を安くするだけで山ほど患者さんが来ます。
インフルエンザワクチンはメーカーが作る総量を決めており、前年の実績に従って卸が分配していきます。
したがって前年度の実績のない新規クリニックはインフルエンザワクチンがごく少量しか配給されません。
そこで大量ロットのワクチンを仕入れて流してもらった卸への恩は大きく、契約していて良かったと感じることになります。
助手ちゃん
ごま氏
物販もやりたい場合はアルフレッサが有利
クリニックで健康食品やサプリメントなどを販売したい場合は、アルフレッサはおすすめです。
OTC(処方箋なしで一般薬局で買える商品)を取り扱うヘルスケア部門のラインナップが充実しているからです。
ただ、それぞれの地域の担当との相性があるのであくまでもそれを踏まえての判断が良いでしょう。
助手ちゃん
ごま氏
まとめ
- 卸(おろし)は担当者次第
- 2社は契約して相見積もりを取ろう
- そのうち1社は4大卸を選択しておこう
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