みなさん何のために家族歴を聞いてますか?
あれって集患や通院を誘導できるの知ってます?
家族歴を聞くだけで集患するノウハウ
- 患者さん本人も、実父と実母と同じ運命になる前提で診療する
- 「そうなるのを防ぐために、この薬を飲みましょうね」という誘導をする
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人間、最期に命を落とすときは、両親のどちらかと同じ死因です。
たかだか100年くらいでは、人間の遺伝子は進化しません。
父母と同じ病気で、だいたい同じ年齢で命を落とすように、あなたの体はできています。
近年 寿命が延びたのは、薬が良くなったり、ガンを早期発見できるようになったからです。
現代の医療水準で標準的な薬を飲んでなかったり、検診を受けてなければ、両親とだいたい同じ年齢で亡くなります。
両親から受け継いだ遺伝子なら、寿命も両親と似ている事が多いです。
それに抗う(あらがう)には、やっぱり、現代の良い薬を飲み続けるか、積極的に検査を受けていくしか、寿命を延長する方法がありません。
・・・という話を真剣にひとりひとりに啓蒙しましょう。
そうすることで、健康寿命を延ばし、月1通院も確保でき、検査も回るようになるのです。
宗教っぽいですが、科学的だと思いますし、大きな病気(ガン、心筋梗塞、脳卒中)のリスクファクターに家族歴ってありますよね。
疾患のリスクファクターをわかりやすく話してあげましょう。
上手に啓蒙できたクリニックに患者さんは通院する
- 消化器なら大腸ポリープを見つけよう
- 脳外科なら隠れ脳梗塞を見つけよう
- 整形なら骨粗鬆症を見つけよう
- 糖尿病内科なら頚動脈プラークを見つけよう
- 循環器なら狭心症発作を見つけよう
開業医の課題は、
- 無症状の患者さんに、いかにして生活習慣病の薬を継続して飲んでもらうか
です。それには、
- 脳、首、心臓、の血管が狭い画像を見せる
- "家族歴" を使う
上記の2択しかありません。
何か動機付けとなる疾患や家族歴を見つけ出しましょう。
- A1cや、LDLの値が高いだけで通院させるのは、ちょっと強引
隠れ○○を見つけよう
- 隠れ脳梗塞
- 隠れ胃がん
- 隠れ膀胱がん
- 隠れ頚動脈プラーク
- 隠れ骨粗鬆症
隠れ○○みたいな疾患っていろいろあります。
そういう病気があるんだ、と伝わる事で、何か症状があったときに
- もしかして、"隠れ○○" かも!?
って思ってもらえるように啓蒙が大切です。
"家族歴" の意味 :勤務医 vs 開業医
- 勤務医「患者さんの病気を鑑別するツール」
- 開業医「患者さんを通院させるツール」
医学で学んだ知識を使って、どういう風に人を動かしていくのか、それが開業医の醍醐味かもしれません。
まとめ
- 開業医にとって家族歴は「患者さんを通院させるツール」
- 患者さんの死因は、両親と一緒で、寿命もだいたい一緒で、それは運命
- 運命に抗うには、良い薬を飲むか、検査を受けて早期発見するしか道はない
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