誰しもが憧れる「ロケットスタート」。開業直後からとてつもなく流行るクリニックってありますよね。
ロケットスタートできるクリニックとできないクリニックは何が違うの?
目次
ロケットスタートと言えば、耳鼻科、整形外科、皮膚科、眼科!
おわかりの通り、いわゆるマイナー科なんですが、症状がしっかりわかる系、かつパーツ系なんです。
内科でロケットスタートは無理なんです。
なので、開業直後の内科で患者さんが少なくてもそれは普通だし、問題ないんです。
助手ちゃん
ごま氏
なぜ内科は開業直後は患者が少ない?
内科に通院する理由、それは
- 高血圧、糖尿病、高脂血症、痛風、で月1通院
- 慢性疾患
- 眠剤で月1通院
- 漢方で月1通院
がほとんどです。腹痛で月1通院はないんですよね。
なのでイメージ的に月1で薬もらいに来てるだけなんです。
生活に組み込まれたそのルーチンが他院に切り替わる事は、理由がない限りは難しいんです。
助手ちゃん
ごま氏
月1通院患者の獲得に向けて
これはポイントは、
- 患者さんの他の持病や症状に対応できるか
- 血管が見れるか
の2つにかかっていると言っても過言ではありません。
他の持病ってなに?
例えば、喘息、胃の痛み、年1回の胃カメラ、などです。
胃カメラが上手な先生は、その年1の胃カメラを受けるために月1回通院して高血圧などの薬をもらっているのです。
その他の症状って何?
不眠、頻尿、痛みしびれ、ふらつき、ふるえ、耳鳴り、などいわゆる加齢の症状です。
えっ、それ治るの?と思われるかもしれませんが、まったく良くならないわけではないし、伝え方でだいぶ違います。
とにかく治らないものを「年だから治らないですよ」と言われるのと、「一応、こういう薬があるけど、少しだけ飲んでみますか?」と言われるのでは印象が全然違います。
最大のポイントは予習と提案力
とにかく患者さんの困りごとを把握しておき、次回来るときまでにセンスある治療の選択肢を用意しておきましょう。
センスある治療の選択肢はすぐには提案できません。
下調べが必要なので、予約患者の予習が必須になります。
ここでどれだけ時間をかけるかでクリニック患者数の初めの伸びしろが変わります。
立ち上げ当初の初動は、クリニックのイメージが定着しやすいので特に大切な時期です。
「かかりつけ」が変わる瞬間
これは新規開業するとドキっとする瞬間です。
患者さんから「これまでは○○先生にかかってましたけど、これからは私のかかりつけになってください」と面と向かって言われます。
患者さんも「こちらの方が近いので」とか、しれっと言ってきますが、かなり覚悟して言ってきてます。
笑顔で「はーい、いいですよお!」とサクッと言ってあげてください。
助手ちゃん
ごま氏
助手ちゃん
ごま氏
まとめ
- 月1患者は年間5万の収益をもたらす
- 明日の予約患者の予習は超大事
- 十分に考えられた選択肢を提案する事を繰り返すと患者さんが自然と根付く
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