開業1年目で年商2億を売り上げた方法
クリニックの立ち上げ方、立ち上がった後の集患のノウハウについて、わかりやすく解説していきます。
こういうことってみんな教えてくれなかったなあ笑
ごま氏
はじめまして。開業医の ごま氏 です。自分の場合はコンサルを入れずに、卸と組んで開業しました。
コンサル無しでもみなさんが開業できるように、またコンサルのメリットを知りながらコンサルを有効に使えるように解説していきます。
また、クリニック立ち上げ後の集患についての工夫についても解説していきたいと思います。
最期に、クリニック建設の前に、歯科診療方式のコンセプトだけは知っておいてください。
クリニックのレイアウトが効率よくなり、全然変わります。歯科診療方式については、当ブログにも記事を書いてます。
クリニック内装を後で変えるとお金がかかって損です!
目次
このサイトの3本柱
- 新規クリニックの開業方法
- 爆益の上がる集患
- 医療者のお金の知識向上
医療者はマネーリテラシーが低くて、あやしい業者に狙われがちです。
それを悔しいと思い、みなさんのマネーリテラシー向上に貢献したいです。
0.開業までの流れ
- 最重要
- 1.5億までに収める!
- 金利を下げよう!
- 2016年は10年固定で0.5%でした
- これからもっと金利が上がります
- 準備期間は1年半くらい
- 医療専門の設計士?
- 診察室の数は?
- 1階建て? 2階建て?
1.まず相談
相談は、コンサルタントまたは卸(おろし)に電話連絡することから始まります。
コンサルはホームページを検索して地元で見つけるか、先輩開業医からの紹介になります。
卸(おろし)はいわゆる4大おろし、または地元のおろし に相談します。
先輩から紹介されたコンサルは後々断りにくくなるかもしれませんが、不具合があればそこは強い経営判断で断って良いと思います。
【はじめの一歩】開業のとっかかりは? 誰に相談するところから始まる?
2.規模と予算を決める
おすすめは、1億5000万 以内の融資で一番儲かる診療を考える事です。
その中で1番高い出費が、土地・建物で、これをなんとか8000万くらいに抑えたいです。
規模と予算を決めるのは最も大切なプロセスです。
今後、貧乏開業医になるか、収益性の高いクリニックをつくれるかは初めの計画段階で決まります。
気合を入れて考え抜きましょう。
開業前にクリニック見学をするべし! 数千万円の損をしないように! 1日患者数を何人に設定するかで、借りる額は自ずと決まる 【田舎か都会か】クリニックは建てる?借りる? 【重要】専門性の高いクリニック名でロケットスタートは難しい 専門性の高いクリニックは少ない患者数で生き延びれるか? 非公開: 【クリニック規模で必要?】事務長をどうするか?
2-1.坪数と駐車場
駐車場は、内科は10台、整形・皮膚科・耳鼻科・眼科は20台です。
郊外なら内科は駐車場込みで200坪あればOKです。余裕があれば300坪です。
整形・皮膚科・耳鼻科・眼科は駐車場込みで500坪あればOKです。
【科でこんなに違う】クリニックの土地は何坪必要?
2-2.最終的な見込み患者数
内科で50人、整形で120人、耳鼻科・皮膚科・眼科で150人くらいが「標準的で現実的なライン」です。
あとは工夫次第で患者数は延びていきます。
また若い先生が新規クリニックを近隣に建てると患者数はさらに減っていきます。
また、見込みの患者数については、コンサル・卸・銀行関係ともに多めに見積もられる事が多いので、開業する先生ご自分だけは、患者数を少なく見積もっていきましょう。
つまり、みんな「儲かる」と思って集まってきますが、自分だけは「そんなことはない」と深く刻み、決して油断してはいけません。
集患がうまくいったクリニックは、内科で100人、整形・皮膚科・耳鼻科・眼科で200人という感じです。
地域のナンバーワン・クリニックになれば、内科200人、整形300人、耳鼻科250人、眼科250人、皮膚科350人、という感じです。
ナンバーワンの規模になると、皮膚科が一番多く診れる事になります。
基本的には上述の「標準的で現実的なライン」を見て融資を受けましょう。
2-3.機械設備
機械設備をどうするかでクリニックの面積も決まります。
機械=検査機械のことです。
消化器科・肛門科・美容・静脈瘤、などを専門にする時は、治療の機械を入れることもあるかもしれませんが、クリニックにおける機械はほぼ検査の機械です。
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3.融資の相談
大体の借入額が決まったら銀行に相談しましょう。
都心部なら都銀が良いと思います。
地方なら地銀(地方銀行)か信金(信用金庫)が安心です。
金利(利子)は、都銀の方が安い場合が多いですが、資金繰りに困った時に親身になってくれるのは信金です。
融資額は1億から3億だと思います。
とにかく、「3億は借りない」と心に刻んでください。
医者といえども3億は返済できなくなる可能性があります。
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4.スケジュールを立てる
はじめにコンサルまたは卸と相談してから1年半あれば開業できます。
5.建築の設計・内装を決める
とにかく、医者1人に対して、診察室を最低3つ作ることです。
見るのが早い先生なら診察室4つ必要かもしれません。
基本的に、シュライバー(カルテ代行)をコメディカルにしてもらって、対面で要点を抑えた診察していきます。
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6.職員募集
新規オープンの時のオープニングスタッフ募集が1番ひとが集まってきます。
中途採用の募集で集まるひとは少ないです。
クリニックの休診日を決めて、条件の変更の可能性などを示唆しながら上手に面接をしていきましょう。
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7.クリニック広告
- 都市部ではWEB戦略、田舎では大きな看板、が基本
- ここ10年のうちに、"田舎でもWEB戦略" が当たり前になる
いろんな広告屋さんがあなたのもとへやってきます。
中には一般には会わない方も広告屋としてやってきたりします。
見極め方や対応の仕方などをお伝えしていきます。
当然ですが、都市部ではホームページや駅看板が有効です。
郊外では、目を引く大きな顔入り看板が有効です。
今後は、MEO対策・SEO対策が重要になります。
- MEO対策 →グーグルマップで検索上位にする対策
- SEO対策 →普通の検索で上位に表示する対策
8.内覧会
内覧会で大切なのは「内覧会のために今までがんばってきた」という意識でやるのではなく、「今後の集患のために行っていく」という意識です。
9.開業後の集患
開業後の集患がむしろ本番です。
計画通りに、あるいはそれ以上の収益を上げていく工夫を別カテゴリーでお伝えします。
2020年5月にnoteにまとめました。
初期の頃に使ったノウハウをそのまま書いています。